9つのホームページの種類と業種・目的に合わせた役割

ホームページの種類一覧
有限会社香月 森一輝
筆者:KAGETU

今回はホームページの種類についてまとめました。
業種や目的に合わせて、必要なホームページの種類が異なるので、お客様の目標や戦略に合わせたホームページを選んで成果に繋げましょう。

ホームページの種類は大きく分けて9種類

ホームページは大きく9種類に分類されます。「会社の案内をしたい」「商品を販売したい」「自社のことを知ってもらいたい」など企業の目的に合わせて、必要なサイトがことなります。

コーポレートサイト

コーポレートサイトの実例
出典|資生堂様

サイト制作の主な目的

主に会社案内に使用され「企業サイト」とも呼ばれます。
会社の公式サイトとなるため、初めて見にきた方にはサイトのイメージが、そのまま会社のイメージになります。
「会社名で検索した時に検索結果に表示されればそれでいい」と言われる方もいますが、会社のイメージや、魅力が伝わるサイトを目指して制作に取り掛かりましょう。

サイト内の主なコンテンツ

簡単な事業内容、所在地等の会社概要、社員の紹介、代表の挨拶、会社からのお知らせ等がサイト内コンテンツとして掲載されることが多いです。
コーポレートサイト内に採用情報を載せる会社もあります。

サイト運用のコツ

お知らせなど情報発信を継続的に行うことが大切です。
また、サイトに使用する写真や、文章は、ターゲット層に合わせて用意しましょう。
また清潔感をの印象を与えたいのなら「ブルー系」、サービズの情熱を伝えたいなら「レッド系」など、
訪れたユーザーが直感的に感じるカラーイメージも大切にしましょう。

ECサイト

ECサイトの実例
出典:カネコ小兵公式オンラインストア

サイト制作の主な目的

インターネット上で商品を販売するのがECサイトです。
実店舗では限界がある商圏を全国、全世界に広げることができるのが1番のメリットです。
また、営業時間やスタッフのスケジュールに左右されず365日24時間どこからでもお買い物ができるので、実店舗と合わせて運営される方が多い印象です。

サイト内の主なコンテンツ

基本的には商品ページ、カテゴリーページで構成されます。
また、期間限定のイベントやセールなどの情報、商品を使った使用例など、サイトを訪れるユーザーにとって有益な情報をブログ形式で更新していくのも効果的です。
機能面では、決済方法の豊富さや、目的の商品にすぐに辿り着ける工夫、ポイントの設定などさまざまな施策が必要です。

サイト運用のコツ

ECサイトを運営する上で最も重要なのは「知ってもらうこと」です。
どれだけ良い商品を取り揃えても、誰も知らなければ売り上げが上がることはありません。
多くの方に知ってもらうためには、SNSの運用や、インフルエンサーの採用、ウェブ広告の運用などがあり、うまく運用できれば少ない予算でも多くの方の目に触れてもらうことができます。
もちろん良い商品作りは大切ですが、ECサイトの開設を考えている場合、「どう売っていくか」をよく考えて運営しましょう。

プロモーションサイト

プロモーションサイトの実例
出典:のんと毎日新聞

サイト制作の主な目的

商品やサービスのプロモーションを行います。
「知ってもらう」「興味を持ってもらう」「買ってもらう」が主な目的になります。
商品を知ってもらうという点においてはLP(ランディングページ)とよく似ていますが、LPが1ページで購入まで促す一方、プロモーションサイトではサイト全体でプロモーションを行います。
商品の特徴や、ユーザーレビュー、商品開発の思いなど、より深いプロモーションを行うことができます。

サイト内の主なコンテンツ

商品やサービスを初めて知った人のために、商品の魅力や、サービスのメリットなどを主に掲載します。
また、リアルイベントや、商品の細かな変更、商品販売の予告などがある場合は合わせて更新していくと良いでしょう。

サイト運用のコツ

SNSやウェブ広告との相性が良いので合わせて運用すると効果的です。
ターゲット層を定め、ターゲットとなるユーザーが調べそうな検索語句を予想し、上位表示を狙いましょう。

ランディングページ (LP)

出典:日清様

サイト制作の主な目的

「知ってもらう」「興味を持ってもらう」「買ってもらう」が主な目的です。
ウェブ広告やSNSで告知を行い、LPに訪れたユーザーに詳しい情報や魅力を伝えることもできます。
ウェブ広告を用いて店舗オープンのお知らせや、rです。
あらかじめ「◯ヵ月」や「◯年」と、決まった期間限定で開設する場合もあります。

サイト内の主なコンテンツ

商品の魅力や、サービスを導入した場合のメリットを主に掲載します。
「商品を買った時のメリット」「不安要素の排除」「実際に使ったユーザーのレビュー」など、商品に興味を持ってもらった上で、疑問の解決や、不安の払拭ができるように心がけます。

サイト運用のコツ

ターゲットを絞り込み、そのターゲットに響く、デザイン、キャッチコピー、本文、構成を考えましょう。
広い範囲に知ってもらうことも大切ですが、まずは商品やサービスを売り込みたいターゲット層を絞り、徐々に広げていく方が現実的です。
LPを運営する場合、多くの方がウェブ広告でアクセスを伸ばし、改善しながら成約率を高めていきます。
ウェブ広告もLPもターゲットの絞り込みが重要になってきます。

WEB広告の種類についてはこちらから ▶︎

プロモーションサイトとLPの違い
プロモーションサイトがサイト全体(複数のページ)でLPは単独のページでプロモーションします。

オウンドメディア

出典:のくらし様

サイト制作の主な目的

商品、サービスの魅力やユーザーにとって有益なコンテンツを、ブログ形式で発信し、購買につなげます。
商品を販売している場合、商品の詳細はオンラインストアに掲載し、商品を使った実例やユーザーの声など、自然に商品の認知につながる導線を意識している場合が多いです。

サイト内の主なコンテンツ

SEO対策を意識しながら、商品やサービスの認知を広げるためのコンテンツを継続的に掲載していきます。
ユーザーが求めている情報や検索キーワードを分析し、多くの方の目に触れてもらえるように意識します。
食品を扱っているなら、その食品を使った「アレンジレシピ」、アパレル商品を取り扱っているなら「コーディネート」や「着回し術」など、商品を直接紹介するのではなく、その商品の活用方法などを紹介し、ブランドや商品のファンになってもらいましょう。

サイト運用のコツ

ユーザーが求める情報を掲載できる「企画力」、継続してコンテンツを更新し続ける「継続力」、SEO上位表示を狙ったキーワード選定などの「分析力」が大切です。
他の種類のサイトにも言えることではありますが、オウンドメディアでは特に継続してコンテンツを更新し続ける継続力が大切で、サイト公開後にサイトを育てていくことを意識しましょう。
サービスや商品を紹介する場合、購入へとつなげる導線も大切になってきます。

ブランドサイト

出典|Budweiser

サイト制作の主な目的

企業やブランド、商品やサービスの認知度、ブランド力を高める目的で制作します。
ブランドイメージを高めることで、企業や商品に対する良いイメージを植え付け認知や購入につなげます。

サイト内の主なコンテンツ

商品やサービスのコンセプトを主に「良い印象を持ってもらう」ように工夫が必要です。
ブランドが生まれた背景や商品化の経緯などを掲載して、ユーザーに親しみや共感を持ってもらうことが大切です。
また、クリエイティブな部分(サイト内に使用する写真やデザイン、配色など)に統一感を持たせることで、ユーザーはあなたのブランドを覚えてくれやすくなります。

サイト運用のコツ

基本的には、オーガニックの検索からではなく広告経由でユーザーが流入すると考えた方が良いでしょう。
TV CMや、街頭広告、WEB広告等で興味を持ったユーザーが、より深い情報を求めて流入することが多いです。
そのため、広告とサイト内の印象を近づけて、「興味を持ったユーザー」から「ファン」や「顧客」に成長させることが重要です。

メディアサイト (ポータルサイト)

メディアサイトの特徴
出典:Shibuya Media Pwdia™️ 様

サイト制作の主な目的

ポータルサイトは幅広い情報や便利な機能が集約された WEBサイトです。
商品、サービスの情報に限らず、サービスに関連するお役立ち情報や、ローカル情報、業界の最新情報などを発信します。
自社の商品の購入を促す目的と、広告収入を得ることを目的にした2つのパターンが存在します。

サイト内の主なコンテンツ

統合型のポータルサイトの代表格「Google」を例に挙げると天気や時事ネタ検索機能などユーザーの役に立つ情報や便利な機能がまとめられておりそれ一つで全て完結できる作りになっています。
企業が導入することが多い、専門方のポータルサイトは専門的な知識や情報、技術などをコンテンツにすることが多く代表は「SUUMO」や「食べログ」などが挙げられます。
SUUMOは不動産情報や不動産に結びつけた生活の役に立つコンテンツを発信し、サービスの利用を促す一方、食べログは「飲食店」を1つのコンテンツとして紹介し、紹介してもらう店舗側から収益をあげています。
どちらにも言えることですが、コンテンツ量が多くなることが多いので、ユーザーにとって分かりやすいカテゴリー分けや、サイト内の検索システムが必要です。

サイト運用のコツ

ポータルサイトを運営していく上で初めに大切なのは、サイトの「カテゴリー」です。
サイトの性質上、後から参入した方が弱い特性があり、そのジャンルで勝つことができるかよく考えてから制作しましょう。

当たり前ではありますが「訪問者数」命です。
SEOを意識したユーザーの求めるコンテンツを継続的に更新することと、訪れたユーザーの行動を分析することを徹底して行い、ユーザーが求めている情報を理解することが成功への近道です。
最初は集客が難しいですが、コンテンツがユーザーにとって有益であれば、時間の経過とともにユーザー数は増え続けます。

リクルートサイト

出典:TOYOTA様

サイト制作の主な目的

求職者をターゲットに求人を行うことが目的です。
自社の魅力や、就職した時のメリットを紹介し、応募を促します。

サイト内の主なコンテンツ

自社の魅力や、就職したことで得られるメリットを主に紹介します。
ただ魅力を発信するのではなく「求めている人物像」の心に響くキャッチコピーやコンテンツを紹介するのも有効です。
また、先輩社員や社長からの挨拶などで、会社のイメージを可能な限りリアルに伝えることも大切です。

サイト運用のコツ

商品の購入や、サービスへの申し込みとは比べものにならないくらい求職者は慎重に考えます。
求職者の知りたいこと、不安に思うだろうこと、社内の雰囲気など細かなところにも配慮することが大切です。
また、LINEを利用した申し込みや、ZOOMでの面接など、応募する際のハードルを下げることで応募数が増えたケースも存在します。

まとめ

ここまで9種類のホームページをご紹介しました。
それぞれ特徴、メリット、デメリットが存在し、業種や目的に合わせて正しいホームページを作ることが成功への第一歩となります。
私たちは、お客様の「特徴」「強み」「目的」を十分に理解した上で、サイト制作前の段階からサポートさせていただきます。
些細なご相談でも大歓迎ですので、ホームページの制作でお困りのことがあればぜひお気軽にお問い合わせください。

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